どうも燻製ブロガーのクジたまです。
燻製は興味があってとりあえず一度は挑戦してみたいけど、まず何からしていいか分からない。
ホームセンターに見に行ったもののいろいろ種類があるし、どれを使えば良いかもわからない。
あなたはきっとそう思っていると思います。
分かります。
誰でも最初は何から始めれば良いかわからないものです。
そこでそんな燻製初心者の方の強い味方を紹介します。
それが『スモークウッド』です。
このスモークウッドさえあれば誰でも簡単に燻製を楽しむことができます。
この記事を読んでスモークウッドの使い方を覚えて、簡単に燻製が楽しめる方法を紹介しますね。
目次
スモークウッドとは木を粉状にして圧縮したもの
まずはこちらをご覧ください。
こちらがスモークウッドです。
このスモークウッドは簡単に説明しますと、木を粉状にしたものをプレスして固めたものです。
木の粉を圧縮したものなので当然燃えやすく、誰でも簡単に使用することができます。
購入するにはホームセンターやスポーツ用品店などのキャンプコーナーに置いてありますので最寄のお店に行けば簡単に手に入ります。ネットショップでも売っています。
スモークウッドの使い方
次に使い方ですが、いたって簡単です。
スモークウッドにライターやトーチバーナー(フィールドチャッカー)などで、先端の1面を炙って火を点けるだけです(煙が立ち上がってしばらくようすを見ても消えなければ着火成功です)
ただしライターやチャッカマンではトーチバーナーに比べて火力がいまいちなので、火を点けるのに時間がかかってしまいます。
この『トーチバーナー』は例えばBBQをするときの炭の火起こしにも使いやすいので、1つあるとなにかと便利ですね。
トーチバーナーは2000円ほどで購入できます。
スモークウッドはお線香のように燃えていきます
スモークウッドに火を点けると燃え尽きるまで消えることがありません。
その煙こそが燻製に必要な『燻煙』なので、炎がおさまって煙だけ勢いよく出てきたら燻(いぶ)していきます。
スモークウッドに火を点けてしまえばお線香のように燃えていき、燃え尽きると火が消えるので、燻製が初めての人でも簡単に出来るんです。
燻煙時間はスモークウッドの長さで調節
スモークウッドの長さによって燃焼時間が変わるので、食材や目的に合わせてお好みで長さを調節してください。
調節の仕方はスモークウッドを手で折ればオッケーです。
手で簡単に折ることができるので調節が楽にできます(僕の感覚だとカ○リーメイトを折る感覚に似てます)
ちなみに1本そのまま燻煙すると約4時間で燃え尽きます。
そこから計算すると半分で2時間、4分の1で約1時間燻煙することができますので、簡単に時間調節もできるところも燻製初心者の方におすすめできるポイントなのです。
スモークウッドの注意点
スモークウッドは簡単で初心者の方でも使いやすいと説明しましたが、もちろん注意するところはあります。
この注意点を守らなければ思わぬ事故に繋がるかもしれませんので、しっかりと把握して楽しく燻製をしてくださいね。
火を扱っていることを忘れてはいけません
当たり前ですがスモークウッドを使用するには火を使います。
まずは着火の段階ですがトーチバーナーにしろライターにしろ、スモークウッドを手に持って着火させるのはやめましょう。
下のような鍋にスモークウッドを入れてから着火させれば安全に行うことができますよ。
ちなみにこの鍋は100均で買ったアルミ鍋です。
僕が使っている燻製器は自作したダンボール燻製器なので、スモークウッドを直置きしてしまうと肝心の燻製器が燃えてしまいます。
さりげなくはさみましたが、僕は燻製器を自作しています。下に画像もありますがもし気になる方がいましたら簡単手作り燻製器!ダンボールと100均の物だけで作れちゃうんです。で詳しく説明しているのでご覧ください。タイトル通り簡単に燻製器が作れてしまうんです!
話しが逸れました。もう1度言いますがスモークウッドをそのままダンボールに直置きしたら、燃えます。
なのでダンボール燻製器を使う場合は直置きではなく、先ほど出てきた小さなアルミ鍋にスモークウッドを入れ、火を点けたらそのまま燻製器に入れて燻製すれば大丈夫です。
自作したダンボール燻製器に入れるとこんな感じです。
これならダンボールは燃えなくて済みますよ。
スモークウッドの温度が上がらないときは炭で調節しよう!
コンパクトタイプの燻製器ではなくダンボールなどの少し大きめの燻製器の場合、なかなか温度が上がらないことがあります。
特に気温の低い冬なんかは思い通りに上がらなくて、うまく燻製ができないのではないでしょうか?
そんなときは僕の場合、バーベキュー用に使っている木炭の欠片を使用しています。
夏にバーベキューをしたときの木炭で、小さくてバーベキューには使えない木炭ってあると思います。
その小さな木炭を燻製用に取っておいて、スモークウッドを使用したときの温度調整用に使っています。
あまりに小さくて薄い欠片では燻製が終わる前に木炭のほうが先に火が消えてしまい、温度が下がってしまいますので、大体2~3cm角ぐらいの大きさであれば使いやすいです。
使い方は木炭用のトングで欠片をつかんで、トーチバーナーで火を点けるだけです。
火が点いたらスモークウッドと同じアルミ鍋に入れておけば、ゆっくり温度が上がっていき、大体50℃~60℃くらいで落ち着きます。
スモークウッドはすべての燻製ができるわけではない
ちなみにスモークウッドは、その性質上温燻(おんくん)や冷燻(れいくん)に向いてますが、熱燻(ねっくん)をしようとしても温度が上がりきらないので向いていません。
>>>燻製の種類は何がある?冷燻、温燻、熱燻の3種類があります。
まとめ
今回はスモークウッドでの燻製方法について書きました。
僕が実際に行ってこの方法が燻製初心者さんにもっとも優しく、且つ手軽なやり方だと思いました。1度火を点けてしまえばそれ以降熱源がいらないので、誰でも簡単に燻製を楽しむことが出来ますね。
あなたに快適な燻製ライフが訪れますように。
それではさよなら。